紙メディア

新聞を始め、書籍、雑誌など紙メディアは、普及著しいネットメディアに押され気味だが、メディアに対する信頼度ということでは、やはり新聞が一番ということのようだ。総務省情報通信政策研究所が実施している、平成25年「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の結果である▼この調査によれば、各メディアの行為者率(平日や休日にある情報行動をとった人の比率)は、全体でテレビ(リアルタイム)が84・5%、ネットが70・1%と高く、新聞は33・8%、ラジオは7・3%と低い。特に若年層の10代、20代、30代では、テレビのリアルタイム視聴行為者率をもネット行為者率が上回り高くなっている▼一方、新聞がネットより上回るのは60代以上で、団塊の世代はネットより新聞を読んでいる人の方がまだ多いことがうかがえる。こうした状況は職場や街中、公共交通機関の中などで日頃目にする光景とよく一致しているので、この調査結果には納得がいく▼しかし、メディアへの信頼度(各メディアを「全部信頼できる」「大部分信頼できる」と回答した人の割合)ということになると、全体では新聞が一番高くて71・3%、次いでテレビが65・7%と高い。一方、若年層に人気のネットは31・3%と低い状況になっている▼年代別にみても、新聞の信頼度は10代でも65・5%、20代で61・9%、30代では70・3%と高く、逆にネットの信頼度は10代で38・1%、20代で30・9%、30代で35・0%と低く、ネットへの信頼度は全体的に低い状況だ▼新聞に携わる者として、高い信頼を得ていることは嬉しいが、それなら若い人たちがもう少し新聞を読んでくれてもよさそうなものだと思うが。新聞の将来のため、ここはもっと深掘りする必要がありそうだ。