自動運転

 昨今の国内外のモーターショーなどでは、自動運転とか自動化が話題である。ドライバーの運転を支援したり、最終的には無人のトラックを走らせたりと、自動運転カー実現への夢に向けた追求が熱気を帯びてきている▼9月25日から10月2日まで、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開かれた第65回IAAハノーバー国際モーターショーでも、自動化の進展への関心は非常に高く、自動運転トラックの展示などが注目されたようだ▼しかし、本当に無人のトラックが道路を走行できるのだろうか。自動運転トラックの10年後の可能性を示唆する声もあるというが、どうだろう。例えば、今では商用車に搭載されるようになった衝突防止(回避)用のレーダーがある▼入社して本紙記者になりたての30数年前、某自動車メーカーが学会で研究発表した開発中の衝突防止用レーダーについて取材したが、その後実用化までの道のりは相当長かったという記憶がある▼これは、ドライバーの支援システムの一つに過ぎない。それでも長い期間をかけて多くのテストを重ね、十分な安全を確認して実用化に至ったと理解している。まして完全自動運転が、そう短期間で実現できるとは、にわかに信じられない▼とはいえ、自動化への取り組みが自動車の安全運転や交通事故減少につながるのなら、これは大いに進めて欲しい話である。特に実現して欲しいのは、携帯電話をしながらの片手運転、酒や違法・脱法ドラッグを帯びた恐ろしい運転、赤信号なのに突っ込んでくる図々しい運転など、大事故につながる危険な運転を防止する、ドライバー指導システムのような機能である▼実際、マナーの悪い運転、危険な運転を日常多く目にするが、警察の監視・取締の目が行きわたらない状態であり、自動の指導システムでそういう運転を防止できれば、大いに世の中の役に立つ。