27年2月6日号

 インターネット・ブロードバンド、携帯電話・スマートフォン、ウェアラブル端末、クラウド、ビッグデータなど、ICT(情報通信技術)の発展は益々加速しており、健康医療など新分野への利用が急速に進みつつある▼しかし、ICTの発展はプラスの側面だけでなく、裏腹なマイナスの側面も一層色濃くしつつある。サービスを使うユーザの利用マナーやモラルが問題になり、また「サイバー犯罪」などの脅威が強まるなどしている▼駅や電車の中では「歩きスマホ」をしないように呼びかけるアナウンスをよく耳にするし、そうしたポスターなどもよく見かける。しかし、どれだけ注意を促しても聞く耳持たずなのか、一向に減る様子はない▼「歩きスマホ」の実態および意識に関するインターネット調査(電気通信事業者協会:1月23日発表)でも、増えていると思っている人が85.5%という結果が出ている。一方、警察庁の発表などを見ると、サイバー犯罪の方も一向に衰えず、むしろ手口が巧妙化・悪質化している▼こうした状況に対し、国は様々な対策を施している。その一つとして、政府は毎年2月1日から3月18日までを「サイバーセキュリティ月間」と定め、情報セキュリティに対する関心や理解を深めてもらう行事を集中的に実施している▼また、春の卒業・進学・入学シーズンに合わせた「春の安心ネット・新学期一斉行動」では、青少年が犯罪被害に遭ったりしないよう、毎年2月から、スマホやソーシャルメディアなどを安心・安全に利用するための啓発活動などの取り組みを集中的に行っている▼これら強化月間や啓発活動の時期が今年も来た。現状の改善へ向け、一人でも多く行事などに参加してもらいたい。