27年6月5日号

 お茶やコーヒーは、日頃から好んで飲んでいる▼最近、このお茶やコーヒーを日常的に飲んでいる人は、そうでない人よりも死亡リスクが低いとする調査結果が出された。国立がん研究センターなどの研究チームが40歳から60歳の男女約9万人を対象に調査したものである。それによると、緑茶では1日5杯以上飲む人はそうでない人に比べて男性で13%、女性で17%低かった▼コーヒーでは1日3、4杯飲む人はほとんど飲まない人に比べて24%死亡リスクが低かったという。お茶にはカテキン、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが、また両方に血管や呼吸器の働きをよくするカフェインが含まれていて、心臓病や脳卒中を減らす効果があると考えられるとしている▼ただ、この様な話には別の意見もあって、以前から、食品や嗜好品には発ガン物質が含まれ、その危険性を指摘する研究論文が、関係学会等で取り上げられていたことを思い出す。コーヒーにしても、焙煎により豆がこげる際に、そのおこげから発ガン物質が見つかったと発表されている。もちろん後にそのほとんどに危険性のないことが認められることになるのだが▼専門家も「お茶などの産地の人たちに、このような効果があることは知られていることです」という。確かに、長年愛飲しているものだけに、悪い物ならば長く続かない。健康志向も手伝って外国の人にも飲まれるようになってきた。これで心おきなく飲める 。