27年9月4日号

 暑さのピークは過ぎたとはいえ、湯上がりのビールはこたえられないのだが……。ここでビール党ばかりではないが、酒飲みにちょっとした朗報がある▼ビールといえば、原料の一つにホップがある。最近の日米等の大学や研究機関の研究から、このホップには糖尿病などの生活習慣病や認知症の予防に効果があることが分かってきたという。ホップの持つ苦みや香りの成分である“イソフムロン”、これが脂肪の代謝を促進し、糖尿病を予防する効果があるのだ▼また、イソフムロンには、神経細胞の死滅を抑制する作用もあり、認知症を防ぐ効果も期待できる。さらには、ホップにはキサントフモールと呼ばれる成分が含まれ、体内で女性ホルモンに似た物質に変わり、骨粗鬆症や更年期障害の予防にも効果があるとか。昨今、ワインに含まれるポリフェノールの健康効果が話題になったことがあるが▼ホップの健康効果は、ポリフェノールを凌ぐとさえ言われている。ことほどさように有難いことこの上ないのだが、健康診断で日頃お世話になっている医師によると「この手の話は両面あります。飲みすぎれば逆効果になり、全ての臓器や機能に悪影響を及ぼします。適量を守ることが大前提ですね」と釘をさす。確かに、飲みすぎて体をこわしてしまっては元も子もない▼適量とは500ミリリットル程度で、これはビールロング缶1本に相当する量だ。これを守れるかは、飲む人の心がけしだい。