27年10月4日号

 シエスタ(Siesta)という習慣をご存知の方も多いだろう。シエスタとは、スペイン語で昼寝、昼の休憩を意味する、スペインなど南ヨーロッパ地方で見られる生活習慣である▼日本でも企業や教育機関で昼寝を取り入れるところが増えていると聞く。ただ、メリハリのない睡眠は逆効果だとする指摘もある。これを裏付ける研究成果が日本や英国等の大学や研究機関から報告されている。懇意にしている医師も「確かに昼寝はよくしますが、長くても1時間以内です。それを超すと睡眠の質の低下を招きます」と話す▼そもそも人間の睡眠時間は約7時間が理想で、その中でメジャー睡眠とマイナー睡眠をはっきり区別しないといけないという。つまりメジャー睡眠6(6・5)時間対マイナー睡眠1(0・5)時間の比率を守ることが大切なのだ。睡眠研究の専門家は「一般的な人では、夜6時間の睡眠時間を確保してほしい。昼寝は1時間以内にとどめるべきです」と強調する▼3・5対3・5時間の均等割りの睡眠でもよいのではないかと思われるだろうが、それはダメだそうで、あくまで差をつけること、6:1を守ることが肝要だ。仕事上どうしても夜に睡眠時間を取れない方もいるだろうが、そこは工夫してメリハリをつけることが求められる▼“昼寝をするならば1時間以内”、これを実行してほしい。そうでないと本来の睡眠の質の低下を招くだけでなく、睡眠の破たんは死亡リスクを高めることになるそうだ。