28年1月29日号

 年頭に当たっては、国や組織の長が所感を表す機会がよくある。安倍総理の場合は、安定的に政治を進めるために、参議院選挙で過半数を確保すること。全力でデフレ脱却に取り組むことなどを表明している▼年頭所感とは、今年1年の目標実行の決意表明のようなもの。これは組織の長に限らず、我々だって行うことでもある。決意表明などと大げさではないにしろ、目標や目的を表すことは決して無駄ではない。無駄どころか死亡リスクを減らすことにつながるそうだ▼つい最近、米国心身医学会雑誌に人生における目的意識が死亡リスクや心疾患などにどのような影響を与えるか、13万6千人を対象に行った観察研究論文が発表された。それによると、死亡リスクは、目的意識の高い人は、低い人に比べて17%と有意に低下していたという。心疾患も同様に低い結果となった▼しかも、65歳以上の高齢者になると37%も死亡リスクが低下したことが示唆されているのだ。もう年だからなんて老けこんではいられない。日々の生活において目的意識を持っていることは長生きにつながり、目標に向かって生きることは健康を維持するためにも必須のことのようだ▼今年も始まったばかりである。改めて、目標を立ててみてはいかがだろうか。意志が弱い筆者のように三日坊主で終わってしまうことになりかねないこともあるのだが、すでに立てている人は、“継続は力”と言われているように、ぜひやり抜いてほしい。