28年4月8日号

このところ気温が急上昇して、日本全国の桜の開花、満開情報が天気予報やニュースで報じられている。暖かくなって気持ちがよく、つい朝寝坊したくなる。まさに「春眠暁を覚えず」の季節になった▼ところで、3月18日の「世界睡眠の日」にちなんでねむろぐが行った「睡眠に関する実態調査」では、雇われる側の会社員より、会社運営を担う経営者・役員の方が睡眠効率がよいという結果をまとめている▼睡眠時間を比較すると、平日は経営者(平均5・99時間)も会社員(同6・03時間)も同程度だが、休日は経営者(同6・73時間)の方が会社員(同7・13時間)より短くて、週末の活動時間が多い▼就寝時間については、経営者が23時から0時、会社員は23時から1時という人が多い。しかし、睡眠不足だと答えた人は、経営者が58・7%で、会社員の68・7%より10%程度も少ない。この結果から、経営者の方が会社員よりも睡眠効率がよいのではないかとしている▼確かに睡眠時間はただ長ければよいものではないことが、近年の研究や調査などで報告されている。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針」(平成15年3月策定)でも、8時間睡眠にこだわる必要はなく、寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減るとしている▼3月31日公開のドコモ・ヘルスケア「みんなのからだデータ白書2016」では、同社のサービス利用者を対象にアンケート調査し、ここでも、他の年代より一番睡眠時間の少ない40代が最も理想的な睡眠をして、大切な時間帯をおさえながら短時間集中型の良質な睡眠ができているという結果をまとめている▼何かと夜更かしになりがちな現代人には、早寝早起きなど規則正しい生活は難しいが、深い睡眠ができるよう各自工夫して、効率のよい睡眠時間確保に努めれば、少しでも睡眠不足解消につながりそうだ。