28年11月4日号

10月19日から21日まで東京ビッグサイトにおいて、一般社団法人日本ロボット工業会と日刊工業新聞社が主催する「Japan Robot Week 2016」が開催された▼展示会場では企業や大学などが開発した介護・福祉、生活支援、医療、教育・エンターテインメント、災害対応、メンテナンス・検査、農林水産業用などの多彩なロボットや関連技術が展示・紹介された▼日本が得意とするヒューマノイドロボットでは、階段やはしごを上り下りしたり、人が用いる道具を使って作業したりできる、NEDOプロジェクトで開発された最新の災害対応ロボットが人目を惹いていた▼同じくNEDOプロジェクトで開発された、土砂崩落や火山噴火など人が立ち入れないような災害現場に投入して、電磁探査で埋設物の位置や二次崩落の危険性を調べたりできる、地上と空中から被災現場の調査が行えるロボットシステムも注目されていた▼また高齢者の転倒による骨折などを低減する寄り添いロボットや、歩行リハビリ用の人体装着型膝アシストロボットなど介護・医療ロボット、人の重労働を軽減してくれるスーツタイプのロボットも多く紹介されていて、人の生活や仕事などを手助けする各種支援ロボットの技術の高さが分かった▼会場では、これら様々なロボットや関連技術の紹介ばかりでなく、こうしたロボット開発を推進する産業都市・地域・組合・協議会など、日本各地の取り組みも展示・紹介されていた▼産官学連携で展開される日本のロボット産業の進展ぶりがうかがえ、日本のものづくり産業の底力のようなものが感じられた。日本のロボット技術が、ぜひとも世界をリードする産業にまで発展してほしいという思いが一段と強まった。