「認知症診断や創薬推進」千葉大と量研機構が協定

千葉大学と量子科学技術研究開発機構(QST)は2日、包括連携協力に関する協定を締結した。協定に基づいて、認知症早期診断装置の開発やオープンPETを用いた正確な手術、創薬標的膜タンパク質の構造解析などの研究開発を進めるとともに、学生の教育を含めた人材交流などを実施する。
(29年2月10日号)

「CITI Japan」活動終了へ

大学の院生や学部学生、教員・研究者、事務職員などに対し、eラーニングによる研究倫理教育を推進してきた「CITI Japanプロジェクト」が、平成28年度末で5年間の計画を終了することになった。そこで、同プロジェクトで進めてきたeラーニングなどの事業活動を、昨年新設された一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)に引き継ぐため、1月27日に、同プロジェクトの最終報告会と併せて、事業継承式典が東京医科歯科大学・鈴木章夫記念講堂で行われた。式典では、同プロジェクトとAPRINの代表者により、事業移管の合意書が取り交わされた。
(29年2月10日号)

「世界初」脳領域間の信号を一気に観測

玉川大学脳科学研究所の礒村宜和教授を中心とする玉川大学・福島県立医科大学・東北大学の共同研究グループは、世界で初めて脳領域間を伝わる信号を一挙に観測できる新手法の開発に成功した。スパイク衝突を利用して、多数の領域間の配線関係を並行して同定し、それらの配線を伝わるスパイク信号を同時に観測することができる新方法でマルチリンク法と名付けた。Cerebral Cortexオンライン版に1月31日掲載された。
(29年2月10日号)

JST、未来社会創造事業のテーマ募集

 超スマート社会、持続可能な社会の実現、世界一の安全・安心社会の実現、低炭素社会の実現。こうした社会を実現するためには、どのような研究開発が必要になるのか。科学技術振興機構(JST)は、未来社会創造事業でどのような研究開発を行うべきか、テーマ(新たな価値)の公募を開始した。研究テーマに基づいて、今後、研究課題の公募を行う。
(29年2月10日号)

皮膚筋炎の高感度バイオマーカー発見

国立精神・神経医療研究センター疾病研究第一部の西野一三部長、漆葉章典医師らの研究グループは、皮膚と筋肉に炎症が生じる難病「皮膚筋炎」の診断でMxA(ミクソウイルス抵抗蛋白質A)が、従来の方法と比べて最も高感度のバイオマーカーとなることを明らかにした。
(29年2月10日号)

海水中の有孔虫 酸性環境でも殻形成

海洋研究開発機構の豊福高志主任研究員、山本美希研究員らの研究チームは、オランダ王立海洋研究所、琉球大、東京海洋大と共同で、海水中のpH分布を顕微鏡下で可視化することに成功した。これにより海洋に広く分布する有孔虫が周囲のpHによらず、水素イオンを排出することで殻形成をしていることをつきとめた。海洋酸性化への耐性が高い生物を確認できたことになる。ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。
(29年2月10日号)

革新的な科学情報検索ツール CASが公開

米国化学会(ACS)の情報部門で、化学情報の世界的権威であるCAS(ケミカル・アブストラクツ・サービス:米オハイオ州コロンバス)は、北米地域における主要なSciFinder(サイファインダー)ユーザーを対象に、新ワークフローソリューション製品「SciFinder n(サイファインダー・エヌ)」の公開を開始し、今春以降各国で段階的に公開していくと発表した。
(29年2月10日号)

「三浦真珠プロジェクト」シンポジウム開催

東大と神奈川県三浦市は1月28日、「東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所創立130周年記念シンポジウム&三浦真珠プロジェクトキックオフシンポジウム」を三浦市民ホールで開催した。450席ある会場は満席となった。
(29年2月10日号)