「反応しやすいフルオロアルケン」理研が簡便合成

医薬品や機能性高分子の材料として有用なフルオロアルケンは、他の物質との反応性が低いことが課題だった。理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの植竹裕太特別研究員、丹羽節副チームリーダー、細谷孝充チームリーダー、大阪大学大学院工学研究科の阪口博信大学院生、大橋理人准教授、生越專介教授の共同研究チームは、アルケンの炭素上に複数あるフッ素のうち、一つだけを選択的にホウ素に置き換える化学反応を開発し、簡便に合成できるフルオロアルケンを開発することに成功した。今回開発した手法は、有機合成化学の基本的な技術として、創薬や生命科学研究、機能性高分子の開発などへの応用が期待される。
(29年10月27日号)