「放射線ストレスに反応して形成」核内構造体を発見

 東京理科大学理工学部応用生物科学科の松永幸大教授、平川健大学院生らの研究グループは、植物のDNA修復開始時に、細胞核内で形成される構造体「RAD54フォーサイ」を発見することに成功した。
 放射線照射や化学物質暴露は、DNA損傷を引き起こすため、生物は速やかに、DNA修復を開始するが、修復開始時に、細胞核内で修復タンパク質がどのような挙動を示すのかはよくわかっていなかった。松永教授によると、これまでにシロイヌナズナを用い、DNA損傷の一種であるDNA二本鎖切断により、細胞核内のクロマチン動態が構造変化に伴い変化することを明らかにし、この動態変化には、クロマチンリモデリング因子RAD54が関与していることを示してきたという。
(29年3月3日号)