「酸素感知システムを構成」根粒菌のタンパク質形状

 ダイズやエンドウなどのマメ科植物の根には根粒という器官ができる。この根粒を形成する根粒菌は、空気中の窒素N2を植物が利用しやすいアンモニアNH3に変換する重要な反応、窒素固定を担っている。この反応は酸素濃度が高い時には行うことができないため、根粒菌は酸素濃度を感知するタンパク質システムを持っている。兵庫県立大学大学院生命学研究科の澤井仁美助教を中心とする国際共同研究グループは、大型放射光施設SPring-8およびフランスの放射光施設SOLEILを利用し、この酸素感知システムを構成するタンパク質の形状を世界で初めて明らかにすることに成功した。
(30年4月27日号)