「金星の謎解明へ」シミュレーションで大気再現

 地球よりも太陽側の軌道を周回する金星。サイズや質量が似ていることから地球の兄弟星と呼ばれているが、自転は極めて遅く一周するのに243日かかる(しかも自転方向は地球と逆)。二酸化炭素の大気で満たされ、惑星全体が厚い雲で覆われている。自転速度を超えて吹く東西風(スーパーローテーション)が特徴的だ。現在もJAXAの金星探査衛星「あかつき」が金星気象の観測を続けている。
 神戸大学の林祥介教授、慶應義塾大学の杉本憲彦准教授らの研究グループは、シミュレーションと観測データを組み合わせて、高精度に金星大気を再現することに成功した。
(30年5月18日号)