ガラス固体電解質の非結晶状態解明

 大阪府立大学の塚崎裕文研究員、森茂生教授、林晃敏教授、辰巳砂昌弘教授、群馬大学の森本英行准教授らの研究グループは、全固体電池への応用が期待されている固体電解質材料、ガラスとガラスセラミックスにおける非結晶状態の直接観察に初めて成功した。
 不燃性と高イオン伝導度を示す硫化物系ガラス電解質は、次世代全固体リチウム電池への応用が期待されている。ただ、ガラスを結晶化させたものを一般的にガラスセラミックスと呼ぶが、結晶を含んだ非結晶状態の実態はこれまで解明されていない。その理由について、塚崎研究員は、「空気に対する不安定性です。物質を大気にさらさずに評価する実験環境はこれまでなく、ナノ構造を直接観察することは極めて困難でした」という。
(29年7月21日号)