バフンウニゲノム解読、データベース公開

 バフンウニは、北海道南端より南の地域の海岸線でよく見られるウニの一種で、寿司ネタとしても有名だ。日本では、採集のしやすさ、卵や精子といった配偶子取得の容易さから、発生生物学、細胞生物学等の優れた研究材料としてだけでなく、動物の発生を学ぶ教育現場でも、長い間利用されてきた。筑波大学生命環境系の谷口俊介准教授(下田臨海実験センター)、国立遺伝学研究所遺伝情報分析研究室の池尾一穂准教授、金城その子研究員、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターの清本正人准教授、広島大学大学院理学研究科の山本卓教授らは、バフンウニ(Hemicentrotus pulcherrimus)のゲノム配列を解読した。研究グループは、研究・教育の過程で利用できるデータベースHpBase(http://cell-innovation.nig.ac.jp/Hpul/)を作成し、3月19日公開した。日本発生生物学会のDevelopment Growth & Differentiationに掲載。
(30年3月30日号)