医薬品副作用の個人差評価可能な動物モデル作製

 千葉大学大学院薬学研究院生物薬剤学研究室の伊藤晃成教授、青木重樹助教、薄田健史大学院生の研究グループは、世界で初めて”医薬品による副作用の個人差”を評価するための動物モデルの作製に成功した。
 医薬品による重篤な副作用には、ヒト白血球抗原(HLA)の遺伝子型が関与するものが一部含まれる。HLAは、移植適合判定に使われることからも分かるように個人差が大きいことで知られている。当然、動物はHLAを持たないため、その副作用を非臨床試験で見出すことは困難で、早くても臨床試験以降、実際には上市後に多くの患者に使われてから初めて発覚することが大きな問題となっている。
(29年12月15日号)