大学の研究環境さらに悪化

 政府がイノベーション創出に向けて様々な取り組みを進める一方、大学の研究環境はさらに悪化し、イノベーションの源泉となる独創的な基礎研究は生まれにくくなっている。科学技術・学術政策研究所が公表した科学技術の状況に係る総合的意識調査(定点調査2017)で、研究現場の厳しい状況が明らかになった。

「定点調査2017」科学技術・学術政策研が公表

 定点調査は、科学技術基本計画の期間中、産学官の一線級の研究者や有識者へ継続的にアンケート調査を行うことで、科学技術やイノベーションの状況の変化を定点観測するもの。大学・公的研究機関グループ約2100人、産業界やファンディングエージェンシーなどのイノベーショングループ約700人が対象。回収率は92・3%。