宇宙政策委員会が第64回会合を開催

 内閣府の宇宙政策委員会は11月16日、第64回会合を開催した。
 宇宙ビジネス創出の取り組みと、宇宙基本計画工程表改訂に向けた同委員会の下部部会の検討状況が報告され、工程表の改訂案について方向性が示された。
 同委員会の宇宙安全保障部会の意見としては、即応型の小型衛星の具体的な運用場面やニーズの検討、Xバンド防衛衛星通信網の着実な整備、宇宙システム全体の機能保証強化におけるシステムの脆弱性評価方法の検討などが挙げられている。宇宙民生利用部会からの意見としては、来年度以降の準天頂衛星システムの開発や利活用について、宇宙データ利用の促進、S-NETの機能強化など新ビジネス創出関連で具体的な推進項目が追加された。また、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)3号機へのGCOM-W後継センサ相乗りの検討と来年度から開発を始めることなどが挙げられた。宇宙産業・科学技術基盤部会からの意見では、部品に関する知的財産技術戦略の策定や、調査分析・戦略立案機能の強化、宇宙科学・探査分野の人材育成の推進、スペースデブリの低減や発生防止などの国際ルール作り、その対策技術が挙げられた。
 これらの意見が反映された改訂案については、年末の決定に向けて、まとめられるという。
(29年11月24日号)