小型ロケット打ち上げ失敗

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、小型ロケットSS-520・4号機の打ち上げを内之浦宇宙空間観測所(鹿児島)で行った。これは全長10メートル弱、重量2・6トンの固体燃料ロケットで、3段式。今回、搭載していたのは、約3キログラムの東大で開発した超小型衛星「TRICOM1」。地球を周回する際にデータを収集し、そのデータを地上局に転送する実験や、地球の撮像を予定していた。
 ロケットの1段目では正常に飛行できたが、その後、機体情報(位置など)をロケットから受信できなくなってしまったことから、2段エンジン(モーター)の点火を中止。その後もロケットの追跡は続けられ、内之浦南東海上に落下した。実質上、打ち上げは失敗といえる。
 今回の打ち上げは、ロケット、衛星とも、民生技術を多く採用しており、民間による宇宙開発を後押しする予定だった。なお、内閣府の宇宙政策委員会では、基幹ロケット以外のロケット、つまり小型ロケットは、民間が開発・打ち上げをするという考えを示している。
(平成29年1月27日号)