小惑星探査機『はやぶさ2』順調に航行

 打ち上げから丸3年が経った宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機『はやぶさ2』は、順調に航行を続け来年6月ごろに小惑星リュウグウに到着する予定だ。2020年の地球へのサンプルリターンを目指す。
 2014年に打ち上げられた『はやぶさ2』は、『はやぶさ』が探査した小惑星イトカワより原始的なタイプ(C型)の小惑星リュウグウを調べ、同天体の構成物質を地球に持ちかえる。リュウグウの直径は850~880メートルのジャガイモのような形状とされているが、今回はレーダー観測ができないことから、この小惑星に衛星が伴っている可能性など、はやぶさ2自体が近づかないと、自転軸も含めリュウグウの正確な全体像はつかめない。C型小惑星は水や有機物に富むと言われ、原始太陽系における鉱物・水・有機物の相互作用の解明、地球・海・生命の起源と進化を知るために重要な探査となる。12月現在、はやぶさ2はリュウグウまで約500万キロメートルの位置にあり、今後、徐々にリュウグウの軌道に合わせ、最終的には、リュウグウの高度20キロメートルの軌道で観測を行っていく予定だ。
(29年12月22日号)