抗ガン剤「薬剤耐性」解除と予防法発見

 東京医科大学医学総合研究所の大屋敷純子教授、今西哲助教らの研究チームは、関節リウマチや多発性硬化症の治療に用いられている薬が、血液ガンの一種である骨髄異形成症候群の薬剤耐性を解除、克服する可能性があることを見いだすことに成功した。
 骨髄異形成症候群は高齢者に多い血液のガンで、貧血、出血傾向や感染しやすいなどの症状を示し、およそ30%の患者で急性骨髄性白血病へと進展する疾患である。これを改善するためにアザシチジンという抗ガン剤が使用されているが、患者の半数で無効か、有効でも長い間には効果が期待できなくなることが臨床上の問題となっている。
(29年9月1日号)