新しい不斉源「トポロジカルキラリティ」の機能解明

 東京工業大学物質理工学院応用化学系の石割文崇助教、高田十志和教授らの研究グループは、新しい不斉(キラリティ)源である「トポロジカルキラリティ」を持つ分子の優れた機能を初めて解明することに成功した。
 不斉には、炭素原子などの不斉な原子が存在する点不斉とは異なる、らせんの巻き方向の違いなど分子の構造に依存した分子不斉がある。研究グループは、分子マシンとして知られるロタキサンやカテナンなどのインターロック分子が持つトポロジカルキラリティに興味を持ち、不斉合成の研究などを展開してきたが、これまでトポロジカルキラリティを活用した例はなく、その不斉源としての価値は全く不明だった。
(29年11月10日号)