新アルゴリズムで脳全体のシミュレーション可能に

 理化学研究所計算科学研究機構の佐藤三久氏、來山至氏、五十嵐潤氏らの研究グループは、ヒトの脳全体の神経回路をシミュレーションするのに有効なアルゴリズムを開発した。
 脳を構成する神経細胞は、ヒトの大脳で約160億個、小脳で690億個で、脳全体では約860個にもなる。神経細胞同士はシナプスでつながり、複雑な回路を形成している。2013年には、理研のスーパーコンピューター「京」とドイツのユーリッヒ研究センターのスパコン「JUQUEEN」で、神経回路シミュレーター「NEST」を用いて、ヒト脳の約1%規模に相当する神経細胞とシナプスのシミュレーションを行った。
(30年4月13日号)