植物病原菌感染時の防御応答回避シグナル解明

 東京理科大学理工学部応用生物学科の鎌倉高志教授、黒木美沙大学院生らの研究チームは、イネいもち病菌を用い、植物病原菌の感染時に植物の防御応答を回避するためのステルス化のプロセスと考えられていた細胞壁の修飾が、感染に必須な器官の分化を誘導するシグナルとして機能している可能性を初めて示すことに成功した。
 イネいもち病菌は、日本をはじめ多湿の稲作地域において、イネの最重要病害いもち病を引き起こす病原菌。イネの抵抗性をかいくぐり、感染していくプロセスの解明は、今後の食料安定供給のための非常に重要な課題となっている。
(29年9月29日号)