熊本地震による阿蘇市の陥没調査

 2016年4月16日に発生した熊本地震によって、阿蘇カルデラ(熊本県阿蘇市)で発生した広範囲における帯状の陥没(グラーベン)について、そのメカニズムの研究を科研費で進めている東京電機大学プロジェクト研究教授(前副学長)の安田進氏は、これまでの調査・検討の結果、この地域にかつてあったとされる湖に堆積した湖成層が主要因ではないかと考え、研究を進めている。この被災地域では、陥没の原因がいまだに分からないため、住宅再建などができずに復興が遅れている。日本は火山国であり、この阿蘇市のようなカルデラ上に町が形成されている場所は他にも多くある。そうした場所では、同じような被害が生じる可能性も心配されるという。いったい、どういう陥没なのか。これまでの調査・検討で分かってきた成果を安田氏に聞いた。
(30年4月13日号)