甘くて病気に強いメロンの新品種開発・初収穫

 近畿大学の野々村照雄教授、奈良県の松井農園は共同で、糖度が高く、メロンを枯らす病気(フザリウム病)に耐性がある新品種『バンビーナ』を開発、初収穫した。
 カビの一種・フザリウム病菌は、植物の根から侵入・感染する土壌病原菌の一種。特にメロンに病気を引き起こすフザリウム病菌をメロンつる割病菌と言い、メロンの根から侵入・感染すると、つる割症状が起こり、最終的にメロンが枯死する。土壌に菌が残るため継続的に被害が発生してしまい、難防除病害の1つとして問題になっていた。これまで、土壌殺菌での物理的防除、病害抵抗性植物などを利用した生物的防除が行われていた。
 昨年4月から行っている共同研究で、メロンの苗にフザリウム病菌の胞子を接種することで、その菌に対して、耐性を持つことを発見した。このメロン果実はギャバを含み、高糖度(Brix値16以上※夕張メロンは13~15)の品種となった。奈良県の特産となることを目指し、子鹿のバンビから、バンビーナと命名した。
 (29年7月28日号)