症状ない感染者がノロウイルス発生源か

 ノロウイルスに感染しているにも関わらず、症状の出ない無症候ノロウイルス感染者が多数おり、このことがノロウイルス感染症の伝播につながっているかもしれない。神戸大学大学院医学研究科附属感染症センターの勝二郁夫教授、内海孝子特命講師、国立感染症研究所の片山和彦室長(現・北里生命科学研究所教授)らの研究グループは、インドネシアの健康なボランティア(無症候者)の便中から高率にノロウイルスが検出されることを分子疫学的に証明した。無症候感染者がノロウイルス感染症の発生源となることを示唆しており、ノロウイルス感染症の伝播様式の解明につながる成果である。
(29年11月3日号)