第2期SIP意見募集開始

 内閣府は、第2期戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の各課題の研究開発計画案に対する意見募集(パブリックコメント)を開始した。各研究開発計画は電子政府の総合窓口e-Gov(http://www.e-gov.go.jp)のパブリックコメントあるいはSIPホームページ(http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sip2pd.html)から見ることができる。第2期SIPは11課題あるが、光・量子技術基盤分野はプログラムディレクター(PD)の決定が遅れたため、6月15日現在、計画案は掲載されていない。締め切りは7月8日。
 今回公表された各課題の研究開発計画案では、具体的な目標や出口戦略、研究開発内容など、1課題あたり数十ページの計画案が示されている。例えば、ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術では、ヒューマン・インタラクション基盤技術として、行動・認知インタラクション支援技術、高度マルチモーダル対話処理技術、学習支援技術、介護支援技術を取り上げ、それぞれの研究開発内容、最終目標、2018年度の取り組みのポイントなどが示されている。さらに管理法人等の実施体制、知財の取り扱い、産業界からの貢献などについても記述している。
 財務省は現在実施しているSIPの一部の課題について、非常に産業化に近いにもかかわらず、産業界側の負担割合が少ないと指摘。また政府は産業界から大学等への研究費の支出を3倍に増やす目標を掲げてaいる。こうしたことから、今回の計画のうち、産業化に近い課題については、産業界からの支出がどの程度見込まれるかも重要なポイントになりそうだ。ちなみに、スマート物流サービスは研究開発費総額の5~15%程度、スマートバイオ産業・農業基盤技術は15~25%程度、自動運転は15~45%程度を見込んでいるという。
(30年6月22日号)