6月3日に約5カ月半の宇宙滞在から地球に帰還した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金井宣茂宇宙飛行士。15日、筑波宇宙センターで、地球の環境に身体を戻すリハビリテーションの様子を公開した。日本人宇宙飛行士の帰還から9日後の早期の帰国は初の試みだ。

 公開されたのは、自転車をこぐような有酸素運動(ウオーミングアップ用)、ボールやはしごを使った筋力、瞬発力、持久力、バランスなどを必要とするプログラム。今後、ボールを重くしたり、回数を増やしたりと少しずつ負荷を高くしていくという。同席した大西宇宙飛行士は「帰還後は、1日単位ではなく、寝て起きてとか、1時間ごとに身体が回復していくことが実感できた。持久力をつけるのに基本的に休まずに(2時間程度のリハビリを)行う」と話す。ASCRが一緒にプログラムをこなすことから、金井宇宙飛行士は、時折「きつい」といった表情をしながらも、リラックスして取り組んでいた。
(30年6月29日号)