日本独自の人工透析システム 中国に導入

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、東レ・メディカル、東レおよび東京女子医科大学に委託して、中国江蘇省の南京医科大学第二附属医院へ日本独自のセントラル方式人工透析システム(CDDS)を導入し、9カ月間の実証試験を実施した結果、システムの安定稼働と透析水清浄化で国際基準を達成し、その有効性を確認した。これを受け、東レ・メディカルは今後、この実証事業で得た知見をもとにCDDSの中国市場への本格参入を目指す。
(29年3月3日号)

SNPアレイ情報1万人の分譲開始

 東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)、岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構(IMM)は、宮城や岩手の沿岸部に住む人々を対象にしたコホート調査で収集した約1万人分の生体試料(DNA、血漿、血清)・情報(年齢や生活情報等)、SNPアレイ(一塩基多型の個人ごとの遺伝型)情報の分譲を開始した。分譲を受けた研究は、病気の原因解明や治療法開発につながる成果を出すことだけでなく、次世代医療や個別化医療など、東日本大震災の被災地に成果が還元されることが求められる。
(29年3月3日号)

東レ科学技術賞決定

東レ科学振興会(榊原定征会長)は、第57回東レ科学技術賞と東レ科学技術研究助成、第48回東レ理科教育賞の受賞者を決定した。
 東レ科学技術賞は、科学技術分野で優れた業績をあげた研究者を顕彰する。今回は「不斉自己触媒反応の発見とホモキラリティーの起源の研究」で■合憲三・東京理科大教授が、「原子核のクォーク構造に関する開拓的理論研究」で初田哲男・理研数理創造プログラムディレクターが受賞した。
(29年3月3日号)

東工大の社会人アカデミー4コース受講者募集

 東京工業大学社会人アカデミーは、一般を対象とした2017年度「理工系一般プログラム」に「環境科学」「環境工学リサイクル」「環境工学エネルギー」「食の安全と安心」の4コースを新規開講し、受講者を募集している。
 受講場所は同大田町キャンパス(東京都港区芝浦3-3-6)。自らを取り巻く生活環境に焦点をあて、受講者自身が問題と解決策を考える講義内容。大学・大学院レベルを対象としているが、受講の動機が明確であれば年齢等の受講資格は問わない。週1回の開講。募集定員は各コースともに30人。コースごとにコマ数や受講料は異なる。申し込み締め切りは4月15日。
 4コースの開催期間、日時、講義内容、受講料は次の通り。
 ◇「環境科学~人間と地球の調和をめざして~」4月22日-6月24日毎週土曜日(4月29日、5月6日を除く)、14時-18時15分(全15回)、受講料3万856円
 ◇「環境工学①リサイクル~循環型社会形成に向けたプロセス技術~」4月21日~6月16日毎週金曜日(5月5日を除く)、18時30分-20時30分(全8回)、受講料1万5428円
 ◇「環境工学②リサイクル~循環型社会形成に向けたプロセス技術~」6月23日~8月18日毎週金曜日(8月11日を除く)、18時30分~20時30分(全8回)、受講料1万5428円
 ◇「食の安全と安心~食の安全・安心を確保するため知っておきたい食品衛生~」4月18日-8月1日毎週火曜日(5月2日を除く)、18時30分-20時30分(全15回)、受講料3万856円
 <申込方法>Webサイト(http://www.academy.titech.ac.jp/)から申し込み可能。
 <問い合わせ>東京工業大学社会人アカデミー事務室、E-mail:jim@academy.titech.ac.jp、電話03-3454-8722、FAX03-3454-8762
(29年3月3日号)

科学の甲子園全国大会出場校決定

 科学技術振興機構(JST:濱口道成理事長)は、全国の高校生・高等専門学校生が学校対抗で科学の知識やその活用能力を競う第6回科学の甲子園全国大会の出場校47校が決定したと発表した。出場校は各都道府県の選考を経て決定された。各都道府県の代表選考には過去最多の682校から8244人の参加があった。同大会は3月17-20日、茨城県のつくば国際会議場(つくば市竹園2-20-3)とつくばカピオ(つくば市竹園1-10-1)を会場に開催される。
 大会では科学の知識やその活用能力を問う複数種目に、6-8人のチームで取り組み、優秀校が決定される。
 また、開会式の選手宣誓は、抽選で栃木県代表の県立宇都宮高等学校のチームが行うことが決まった。

 ■選ばれた47校
 【北海道】北海道室蘭栄高【青森】県立青森高【岩手】県立盛岡第一高【宮城】仙台高等専門学校【秋田】県立秋田高【山形】県立米沢興譲館高【福島】県立会津学鳳高
 【茨城】江戸川学園取手高【栃木】県立宇都宮高【群馬】県立高崎高【埼玉】県立浦和高【千葉】渋谷教育学園幕張高【東京】筑波大学附属駒場高【神奈川】栄光学園高
 【新潟】県立新潟高【富山】県立富山中部高【石川】県立金沢泉丘高【福井】県立若狭高【山梨】県立甲府南高【長野】松本秀峰中等教育学校【岐阜】県立岐阜高【静岡】県立掛川西高【愛知】海陽中等教育学校【三重】県立伊勢高
 【滋賀】県立膳所高【京都】府立洛北高【大阪】大阪星光学院高【兵庫】灘高【奈良】東大寺学園高【和歌山】智辯学園和歌山高
 【鳥取】県立鳥取西高【島根】県立出雲高【岡山】県立岡山朝日高【広島】広島大学附属高【山口】県立徳山高【徳島】徳島市立高【香川】県立丸亀高【愛媛】県立今治西高【高知】高知工業高等専門学校
 【福岡】久留米大学附設高【佐賀】弘学館高【長崎】県立長崎西高【熊本】県立人吉高【大分】県立大分豊府高【宮崎】県立宮崎西高【鹿児島】ラ・サール高【沖縄】県立那覇国際高
(29年3月3日号)

企業対象に禁煙プログラム提供開始

電話による健康相談などをはじめとした医療関連サービスを行うティーペック(砂原健一代表取締役社長)は、社員喫煙率0%を目指す企業を対象に「集団禁煙プログラム」の提供を開始したと2月発表した。社員や業種、喫煙率などによって提供価格は異なるが200人程度の社員の場合、月額20万円程度、3年間で禁煙を目指すプログラムを推奨。コンサルタントによる訪問方式でプログラムは提供されるという。
(29年3月3日号)

第58回本多記念賞決定

本多記念会は、第58回本多記念賞、第14回本多フロンティア賞、第38回本多記念研究奨励賞の受賞者を決定した。贈呈式は5月29日に学士会館(東京都千代田区)で行う。
 いずれの賞も、理工学、特に金属とその周辺材料に関連する研究が対象。
 科学文化の進展に卓抜な貢献をした研究者に贈呈する本多記念賞(金メダルと副賞200万円贈呈)には、石田清仁・東北大名誉教授の『合金状態図と組織制御に関する基礎及び応用研究』が選ばれた。
 学術面あるいは技術面で画期的な発見、発明を行った研究者に贈呈する本多フロンティア賞(褒賞金各50万円贈呈)は、齊藤英治・東北大教授の『スピン流物性科学の開拓』、貝沼亮介・東北大教授の『マルテンサイト変態の基礎研究および新型形状記憶合金の発明』が対象になった。
 優れた研究成果、または発明を行った人で、将来の発展を期待できる若い研究者に贈呈する本多記念研究奨励賞(褒賞金各30万円贈呈)には、岡本範彦・京大助教の『金属および金属間化合物の結晶欠陥構造と塑性変形挙動の相関』、金子健太郎・京大助教の『準安定相金属酸化物の新規機能開拓と応用に関する研究』、菅原克明・東北大助教の『グラフェンの超電導化の研究』、多根正和・阪大准教授の『マイクロメカニックスに基づく解析手法の構築を基軸とした金属材料の弾性特性の研究』、堀内陽介・東芝研究開発センター機能材料ラボラトリー研究主務の『高鉄濃度サマリウムコバルト磁石の高磁力化に関する研究』が選ばれた。
(29年3月3日号)

 

平成29年度スーパーコンピュータ「京」利用研究課題募集

 HPCI運用事務局は、スーパーコンピュータ「京」を用いた平成29年度利用研究課題の募集(第2回募集の第2回目)を3月7日から開始すると発表した。今回は「京」のみを利用する一般課題、若手人材育成課題、産業利用課題(実証利用)を募集する。課題実施期間は平成29年10月~平成30年9月の1年間。課題申請書受付は4月6日に開始し、締切は5月11日。
 募集に合わせ、課題募集説明会を神戸と東京で開催する。課題募集説明会への参加は無料だが、事前申込が必要。申込はHPCIポータルサイト(http://www.hpci-office.jp/)で受け付けている。
 神戸:3月14日14-16時、理化学研究所計算科学研究機構(兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-26)
 東京:3月24日14-16時、コンベンションルームAP品川(東京都港区高輪3-25-23、京急第2ビル)
 <問い合わせ>一般財団法人高度情報科学技術研究機構神戸センター共用促進部、電話078-599-9511(代表)、FAX078-599-9513、E-mail:koho@hpci-office.jp
(29年3月3日号)