科学の甲子園出場47校決定

 科学技術振興機構(浜口道成理事長)は、全国の高校生・高専生が科学の力を競う「第7回化学の甲子園全国大会」の出場校を発表した。大会は3月16-19日、埼玉県のソニックシティ(大宮区桜木)とサイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館:さいたま市桜区道場)で開催される。それに先立ち記者会見が2月21日、埼玉りそな銀行研修センターで行われた。

 大会は科学好きの裾野拡大および能力の伸長を目的に開催。大会では、各都道府県の予選大会を経て選抜された47チームの高校生・高専生(361人)が、チームで協力して、科学に関する知識とその活用能力を問う筆記1競技、実技3競技に取り組む。今年は予選の都道府県大会に過去最多となる8725人が参加した。中学生を対象とした同ジュニア大会の優勝校である東京都代表チームも競技に参加する予定。また実技競技の事前公開競技は「はばたけ!コバトン」と題するワイヤレス給電はばたき機レースになっている。
(30年3月9日号)

「アカデミアにとどまる博士人材」NISTEPが調査

 日本における博士人材はアカデミアにとどまる比率が高く、民間企業への雇用は増えていない。科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は博士人材追跡調査第2次報告書を公表した。2012年に博士課程を修了した者の3・5年後の状況と15年の博士課程修了者の0・5年後の状況についてアンケート調査を実施し、博士課程での経済的支援、現在の就業状況、キャリア意識、研究の状況、世帯状況などを明らかにした。
(30年3月9日号)

ポスドクの就職 年齢が上がるほど難しく

 ポストドクターの年齢が上がるほど、任期なしの職に就ける割合が低下する。これまで関係者の間ではよく言われていたことだが、それが統計データとして示された。科学技術・学術政策研究所が行ったポストドクター等の雇用・進路に関する調査で明らかになった。
 この調査は、04~08年度は毎年、調査方法が変更された09年度からは3年ごとに実施しているもの。今回、15年度実績について、日本国内の大学・公的研究機関1168機関で調査を実施し、統廃合等の11機関を除く1157機関中、1147機関から回答を得た。回収率は99・1%。
(30年3月2日号)

「楽しく真剣に」リケジョが料理を科学

 科学技術振興機構(JST:濱口道成理事長)は2月3日、第7回科学の甲子園全国大会の関連イベントとして、女子中高生を対象に料理の科学的根拠を理論と実践で学ぶ特別イベントを東京都新宿区の江上料理学院で開催した。平松サリー氏(料理研究科)を講師に、中学生7人と高校生6人の女子生徒13人が参加。野菜や食材に含まれる天然色素を用いて、赤や緑など様々な色をした麺の焼きそば作りに挑戦した。
(30年2月16日号)

「広域自治体が飛び地型で連携」プロジェクト開始へ

 筑波大学久野研究室は、日本初の広域自治体連携によるSIBヘルスケアプロジェクトを4月から開始する。筑波大学、タニタヘルスリンク、常陽銀行、つくばウエルネスリサーチ(TWR)をコアメンバーとしてスキームを構築。これを活用した実証を、兵庫県川西市(人口約16万人)、新潟県見附市(約4・1万人)、千葉県白子町(約1・2万人)の3市町参加のもとで実施する。事業開始に向け、関係者が集まって1月30日に記者会見を開き「このプロジェクトは、我が国初の試みとして、小規模自治体でも実施可能な飛び地型広域自治体連携SIBに取り組むもので、健康寿命の延伸と、医療費・介護給付費の抑制という、増大する社会保障費に対してインパクトのある医療経済的効果を目指す」と意気込みを示した。
(30年2月16日号)

現役女子高校生が学術論文発表

 大阪大学大学院の亀井秀典さん(博士前期課程)、境慎司教授、田谷正仁教授らは、四天王寺高校3年の森陶子さんと共同で、家庭用3Dプリンターで、生きた細胞を含んだアルギン酸ゲル構造体を高精度に造形することに成功した。米国科学誌『Biomacromolecules』に掲載された。
(30年2月16日号)

日本学術振興会育志賞受賞者決定

日本学術振興会(安西祐一郎理事長)は1月30日、将来、日本の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程学生18人に第8回日本学術振興会育志賞を授与することを決めた。厳しい経済環境の中で、勉学や研究に励んでいる若手研究者を支援・奨励するために、天皇陛下から賜った御下賜金をもとに創設されたのが育志賞。大学長、学術団体(学会)の長から152人の推薦があり、その中から育志賞選考委員会(委員長=佐々木毅・国土緑化推進機構理事長)が選考した。授賞式は3月6日、日本学士院で開催される。受賞者には、賞状、賞牌、副賞として学術奨励金110万円が贈呈される。
(30年2月9日号)

早大・橋本氏に競基弘賞

国際レスキューシステム研究機構(田所諭会長)は、レスキュー工学を担う若手研究者・技術者を奨励する第13回競基弘賞の受賞者を決定したと発表した。学術業績賞は、橋本健二氏(早稲田大学高等研究所准教授)に贈られた。授賞式は1月16日、ふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター:神戸市長田区二葉町)で開催される。
(30年1月19日号)