金属表面に形成された水分子ネットワーク構造を可視化

 東大大学院の塩足亮隼助教、杉本宜昭准教授らの研究グループは、AFM(原子間力顕微鏡)で金属表面に形成された水分子が結びついたネットワーク構造(厚さが1分子のみの水の膜)を可視化することに成功した。ネイチャー・コミュニケーションズに掲載。
(29年2月10日号)

第7回日本学術振興会育志賞決定

日本学術振興会(安西祐一郎・理事長)は1月31日、将来、日本の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程学生17人に第7回日本学術振興会育志賞を授与することを決めた。厳しい経済環境の中で、勉学や研究に励んでいる若手研究者を支援・奨励するために、天皇陛下から賜った御下賜金をもとに創設されたのが育志賞。大学長、学術団体(学会)の長から150人の推薦があり、その中から育志賞選考委員会(委員長=佐々木毅・国土緑化推進機構理事長)が選考した。授賞式は3月8日、日本学士院で開催される。受賞者には、賞状、賞牌、副賞として学術奨励金110万円が贈呈される。
(29年2月10日号)

鉗子先端に実装したMEMS6軸力センサでガンのサイズを算出

東京大学大学院情報理工学系研究科の山下勲教授、中井亮仁特任助教、東京電機大学工学部の土肥健純教授、桑名健太助教、齊藤開大学院生らの研究グループは、先端把持部にMEMES6軸力センサを実装した内視鏡手術用把持鉗子を用いて、柔軟材料中に埋め込まれた硬質物質のサイズと把持位置に対する位置関係を算出する手法の開発に成功した。
(29年2月10日号)

C型肝炎治療薬の組み合わせ最適化

 九州大学大学院理学研究院の岩見真吾准教授、国立感染症研究所の渡士幸一主任研究官は、金沢大学、名古屋市立大学などとの共同研究により、C型肝炎治療薬の効果的な組み合わせを定める方法を開発することに成功した。米国科学アカデミー紀要PNASに6日掲載された。
(29年2月10日号)

産総研、化学物質の有害性評価手法開発

産業技術総合研究所環境管理研究部門の谷英典主任研究員、佐藤浩昭研究グループ長、鳥村政基総括企画主幹らの研究グループは、ヒト細胞内に蛍光プローブを導入することで、迅速かつ多検体処理が可能な化学物質の有害性評価手法の開発に成功した。
(平成29年2月3日号)

高カカオチョコレート継続摂取で脳が若返る?

 最近は、カカオ含有量がパーセンテージで表示されたチョコレートが店頭に多く並んでいる。中高年を対象としたトライアルで、カカオ分70%以上のチョコレートを継続摂取すると大脳皮質の量が増えることがわかった。これは学習機能を高める(脳が若返る)可能性を示唆している。内閣府ImPACT(革新的研究開発推進プログラム)の山川プログラム「脳情報の可視化と制御による活力溢れる生活の実現」(プログラムマネージャー:山川義徳氏)の一環で、明治との共同研究で実施された。
(平成29年2月3日号)

「ナーチャー賞エッセイコンテスト」表彰式

 特定非営利活動法人分析産業人ネット(PAI-NET、理事長=澤田嗣郞・東京大学名誉教授)は、「2016ナーチャー賞エッセイコンテスト」の表彰式を1月22日に東京都千代田区のホテルマイステイズ御茶ノ水で行った。
(平成29年2月3日号)