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コラム・素領域

2026年4月17日号

素領域

4月23日は「世界図書・著作権デー」で、「子ども読書の日」でもある▼「世界図書・著作権デー」はスペインの提案により1995年のユネスコ総会で制定された。同国カタルーニャ地方の守護聖人サン・ジョルディの聖名祝日にあたり、その伝説にちなみバラを恋人に贈る風習がもとになっている。加えてこの日がセルバンテスとシェイクスピアの命日にあたり、バラと本を贈りあう日になったらしい▼「子ども読書の日」は読書活動推進に関する法律に基づき2001年に制定された。これを記念して今年も同日には文部科学省などにより「子どもの読書活動推進フォーラム」が国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催される▼読書推進運動協議会が実施している「こどもの読書週間」は1959年から始まり、現在は4月23日から5月12日に設定されている▼全国学校図書館協議会が実施した昨年6月の第70回学校読書調査では、5月1カ月間の平均読書冊数が小学生12・1冊、中学生3・9冊、高校生1・4冊だった。小学生は過去と比較し増加傾向にあるが、中学生、高校生は停滞傾向にある。年代があがるにつれ冊数が減少するのは統計開始から変わらない▼前述の読書推進運動協議会は文化の日を含む10月27日からの2週間の「読書週間」も主催している。戦後間もない1947年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと出版社、書店、公共図書館などの協力で第1回が開始されたという▼書店は減少傾向で、本を気軽に手にとる頻度が減った人も多いと思うが、便利な電子書籍もある。記念日をきっかけに読書してみよう。無理なら本の贈り物でもいいのではないだろうか。