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コラム・素領域

2017年8月4日号

素領域

どうしてこうも利用者が急速に増えたのか、とにかくすさまじい勢いでスマートフォンが世の中に普及してしまった▼CIAJ(情報通信ネットワーク産業協会)という、ICT産業を代表する業界団体が毎年モバイル通信端末の利用実態調査を行っている▼7月末に2017年度版の調査結果が発表されたが、1台目のモバイル端末としてスマホを利用している人は、調査対象者の90・7%にも及んでいるという結果だ▼従来の携帯電話端末(フィーチャーフォン)の利用者は9・2%。他は、タブレットが0・2%(回線あり、Wi-Fiのみの合計)である▼便利だから利用者が増えるのだろうが、とにかく街中スマホ一色である。しかし、そこで気になるのが「歩きスマホ」の迷惑ぶりだ▼公共機関が駅構内やホームなどでの禁止を盛んに呼びかけているが、一向に減る気配はない▼なぜ減らないのかと考えると、携帯端末は、電話にしろプレーヤーにしろ、元来が歩きながら使うことを想定してつくられたからだと思う▼しかし、あまりにも増えすぎて「歩きスマホ」が社会的に害をなすようになったので、公共的にそれをやめるよう呼びかけることになったのだろう▼CIAJでは、この「歩きスマホ」についても調べている。この行為をやめない理由として「誰にも迷惑をかけていない」が50・8%、「ごく短時間の歩きスマホはやむをえない」が42・5%などとなっている▼モバイル事業者が提供する「歩きスマホ防止アプリ」については、その認知度が39・0%。しかし「使ったことがない」が91・2%という調査結果である▼そこでひとつモバイル事業者などに提案。「歩きスマホ防止アプリ」を使ったら、使用回数や使用時間に合わせて何か得するポイントを付与するというのはどうだろうか。

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