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コラム・素領域

2025年11月14日号

素領域

11月は霜月ともよばれ、二十四節気では11月7日頃から12月6日頃までが初冬になる▼気象庁は今年度の冬シーズンから初霜・初氷の目視観測を終了した。アメダスや衛星など最新の技術による客観的かつ定量的な情報が提供できるようになったことを受けての見直しだという。これまでは全国の気象台や測候所の露場(ろじょう)を観測点にして職員の目視で行われていた。露場とは周囲の人工物の影響を受けないよう配慮した観測装置の設置場所のことで、地面からの熱を避けるため芝生が植えられている。昨年の東京の初氷と初霜は12月9日で、平年より10日以上早かった▼予報用語では9~11月は秋にあたる。「○○の秋」と言えば〇〇に何が入るか。ミズノが今年、16歳以上の男女約千人を対象に行ったアンケートでは約72%が「食欲」と回答。次いで「スポーツ」22%、「読書」18%だった▼秋に旬を迎える食材は多く、新米も秋に出回る。容器包装などの「新米」の表示は、食品表示法に基づき原料玄米が生産された当該年の12月31日までに容器に入れられた玄米または精米に限り可能になっている▼コメの保管は密閉容器に移してから冷蔵庫の野菜室など冷暗所で行うことが推奨され、精米してあれば1~2カ月がおいしく食べられる目安。コメの袋には運搬で起こる破裂や荷崩れを防ぐため小さな通気口が開けられているので密閉容器に移し替えた方が良い。そのままだとにおいが移りやすい▼旬の食材は新鮮でおいしい上に栄養価が高く経済的。食事ではぜひ旬を意識してみてください。

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