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コラム・素領域 2019年

科学新聞の1面に掲載している『素領域』全文と、Web限定コラムをお読みいただけます。

2019年2月15日号 素領域

沖縄について、どのようなイメージをお持ちだろう。東シナ海と太平洋に挟まれた日本列島の南西端に位置し、面積的には東京都と同じくらいである▼何といっても青い空と海、ほぼ全域が亜熱帯気候で、1年を通して温暖な気候に恵まれ、常夏に近い恵まれたところといってよいかもしれない。そして健康・長寿の県であること。ほかにもあるだろうが、こと健康面に関しては、それを裏付けるデータが発表されている。厚生労働省がまとめた…

2019年2月8日号 素領域

日本政府観光局(JNTO)によれば、2018年の訪日外客数は約3119万人と史上初めて3000万人を超えた。出国日本人数は約1895万人となっている。政府は2016年に観光先進国に向けて「明日の日本を支える観光ビジョン」を策定し、その中で2020年までに訪日外客数を2015年比約2倍の4千万人に増加させる目標を打ち出している▼観光客の増加は、資源の乏しい日本にとって経済上重要であり、外客数の増加は…

2019年2月1日号 素領域

加藤セチという女性がいた。保井コノ、黒田チカに続く日本人女性としては3番目の理学博士で、女性で初の理化学研究所主任研究員である▼明治28年、山形県の裕福な家庭に生まれたが、生家の破産などにより山形県立鶴岡高等女学校を中退して、山形県女子師範学校(山形大学)に移り、卒業後は小学校教師として働き、その後、東京女子高等師範学校(お茶の水女子大学)に進学する。さらに高等女学校の教師を務めながら、北海道帝国…

2019年1月25日号 素領域

自動運転への期待が高まっているが、自動運転車には、道路交通法で定める交通法規に従った運転をするようにシステムが構築されるのだろうか。そうなるなら、大いに期待できることになる▼危険で乱暴な運転などがなくなり、交通事故が減って国民の安全な暮らしにつながるからだ。定められたスピードを超えて運転するのは法規違反だ▼また、日常でたびたび見かける黄色信号で通過する前のクルマの後ろに付いて、赤信号になることが十…

2019年1月18日号 素領域

知人でこんな人がいる。定年後に第二の人生を新たな職場で過ごし、そして今また新たな仕事を見つけるための活動をしているのだ▼もうあくせく働くことなく悠々自適に過ごしたらと思う。一方で、仕事を通して社会との接点をもつことは大切で、特に高齢者になればなるほど健康面での良い影響をもたらすと言われている。それを数値化した研究が、WHOがまとめている学術誌で最近報告されている。定年後の暮らしと健康との関係を考察…

2019年1月11日号 素領域

1月3日、中国の無人探査機が月の裏側への着陸に成功した。世界初の快挙で、2013年の「嫦娥3号」による軟着陸に続き2度目の月着陸となる▼中国は「宇宙強国」を目標に掲げ、日本の宇宙予算をはるかにしのぐ莫大な資金を投入して開発を進めている。米国では予算削減が続いており、日本でも毎年涙ぐましい折衝をして予算を獲得している。現在、無人機であれば数十億円程度(ロケットへの相乗りだともっと安い)で小型衛星を宇…

2019年1月1日号 素領域

新年明けましておめでとうございます。今年も読者の皆様方にとって有益な情報をお届けするため、記者全員で取り組みます▼昨年12月に飛び込んできた運営費交付金の配分方法見直しには驚いた。その週の前半、東大の総長との懇談会があり、運営費交付金1割の共通指標での配分は第4期中期目標期間からだと聞いていたからだ▼運営費交付金は18年度実績で約1兆1000億円。そのうち約1000億円が退職金などの特殊要因経費で…

THE SCIENCE NEWS
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