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コラム・素領域

2019年11月1日号

素領域

東京都は9月、都内のインフルエンザ定点医療機関419カ所からの患者報告数が流行開始の目安となる1・0を超え1・6に達したと発表。例年より早い流行開始であり、今後の本格的な流行に備えて対策を呼びかけた。東京都感染症情報センターの東京都インフルエンザ情報によれば、第42週(10月14-20日)は定点あたり0・59で減少したが、複数の区で1・0以上となっており、ウイルス型はほとんどをA型のAH1pdm09が占めている▼東京大学医科学研究所感染症国際研究センターは今年2月、マウスを用いた研究で、暑い環境下で摂食量が低下すると腸内細菌叢に影響して、インフルエンザウイルス感染後の免疫応答が低下することを明らかにした。地球温暖化や食糧危機はウイルスにとって有利な環境をつくるかもしれない▼インフルエンザは毎年おおよそ1月から2月に患者数がピークとなり、前回の流行のピークでは定点あたり60以上、推定患者数は220万人を超えた。ここ数年は毎年患者数は最大を更新している▼インフルエンザは感染経路が「飛沫感染」または「接触感染」で、予防するには体内へのウイルスの侵入を防ぐしかない。こまめな手洗い、休養・栄養・水分補給、咳エチケット、適度な室内加湿・換気、予防接種(医師に相談が必要)とされている▼既に9月から保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校では学級閉鎖も発生している。東京都は新型インフルエンザに備えた多言語対応のパンフレットも用意している。体調に違和感を感じたら迷わず医療機関へ。ご自愛ください。

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