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コラム・素領域

2022年1月14日号

素領域

令和4年がスタートした。多くの人が神社仏閣の前で、あるいは山や海で初日の出を仰いで、「今年1年、幸せな日々を送れますように」と祈ったことだろう▼幸せになりたい。誰しも思うことではあるが、そう願うならば、よく知られた「情けは人のためならず」ということわざを思い起こしてほしい。この言葉の本来の意味は「人に情けをかければ、その人のためになるばかりでなく、巡り巡って自分のためになる」ということである。これは大学や研究機関の最近の研究でも証明されている▼アメリカの大学の研究で、他人の幸せを願うと自分も幸せになることが分かった。約500人の大学生に大学構内を歩いてもらい、すれ違う人に対して心の中で幸せになってほしいと願うグループ、自分の方が優れていそうな点を考えるグループなどいくつかのグループ分けをし、その上で散歩の前後に不安感、幸福度、ストレス、他者とのつながりなどの要素をスコア化した。その結果、他人の幸福を願うグループは、幸福度が高く、不安が減少し、共感性や他者とのつながりがプラスに作用することが明らかとなった▼日本の研究機関と大学による分析では、幸福を感じる要因として、自己決定(周囲の人や環境との相互作用の中で主体的に意志を決定すること)が大きく作用し、身近でより具体的な行為をすると自身の幸福度が高まることが判明している▼幸せを求めるときのキーポイントは、健康、人間関係そして自己決定である。ぜひ「情けは人のためならず」を念頭において、幸せをつかんでほしい。

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