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コラム・素領域

2019年5月10日号

素領域

今年は例年より長い大型連休となり、途中で新たな元号「令和」の時代を迎えた。これまでの改元は天皇の崩御による悲しみが伴っていたが、今回は退位によるもので、前回とは異なる陽気な雰囲気が印象的だった。5月4日に行われた一般参賀では14万人が皇居を訪れ、東京駅付近から長蛇の列が続いていたという▼連休が終われば梅雨がすぐやってくる。気象庁の発表した梅雨入り予測によると、沖縄地方が日本で最も早く今年は5月9日ごろ、関東甲信地方は6月8日ごろとなった▼梅雨は大雨により水害をはじめとした災害が頻発する時期であり、昨年は台風第7号と梅雨前線の影響で西日本を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨に見舞われ(平成30年7月豪雨)、死者224人、行方不明者8人のほか住宅全壊約7千棟、半壊約1万1千棟の甚大な被害が発生した▼これを教訓として設置された内閣府のワーキンググループは、多くの人的被害の原因が避難行動の躊躇やハザードマップの理解不足、洪水可能性の楽観視などであったことを調査で報告した▼土木学会は、6月から、本格的な水災害シーズンを前に、多発する自然災害への向き合い方を学ぶ無料のオンライン講座「比較自然災害学(水災害編)」を開講する。水災害の歴史や発生メカニズム、災害への備えを学ぶことができ、技術者だけでなく一般にも役立つ内容になっているという▼世界各国で異常気象が目立ち、今後も増加が予測されている。これを一過性のものと思わず、それぞれがより一層の対策を心掛ける必要がある時代が来ている。

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