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コラム・素領域

2019年3月15日号

素領域

宇宙には地球と同じような惑星が一体どれくらいあるのだろうかと思いを巡らせる方も多いことだろう▼現在、地球と似ている太陽系外惑星が4千個ほど見つかっていて、世界各国で”第二の地球探し”が活発に行われ、生命の起源に迫ろうとしている。太陽系外惑星で注目されている星が複数ある。まず、プロキシマ・ケンタウリb(プロキシマb)で、太陽に近い恒星である赤色矮星「プロキシマ・ケンタウリ」のハビタブルゾーン(地球型の生命体が存在することができる領域)に存在するとされている。現在知られているものでは最も太陽系に近い惑星で、地球からの距離は4・2光年、約40兆㌔㍍のところにある▼それに加わるのが、太陽系から水瓶座の方向、約40光年の彼方にある赤色矮星「トラピスト1」を周回する惑星だ。恒星の周りを回る7つのうち3つには海がある可能性がある。やはりハビタブルゾーンに位置している。専門家も「正確な評価をくだすためには、さらに多くの情報を収集する必要がある」としながらも、「生命体が存在しないと判断をくだすほうに無理がある」としている▼観測方法も日進月歩。いま期待されているのが、NASAが打ち上げ準備を進めるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、2021年に地球から約150万㌔㍍の空間に設置される。惑星の大気に含まれる水の有無を観測できる可能性がある。そして超大型望遠鏡「TMT」。日本、米国、カナダ、中国、インドの5カ国がハワイに建設し、2027年に稼働予定である。口径30㍍の高解像度の観測装置が極微量の光を狙い、植物の光合成に欠かせないクロロフィルの波長を捉えることができれば、植物の生息も裏付けられるという▼やがて来るかもしれない「未知との遭遇」に期待したい。

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