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コラム・素領域

2018年7月13日号

素領域

サッカーロシアW杯で、FIFAランク61位の日本が格上のチームに勇敢に挑んだ姿は見ていて胸が熱くなった。優勝候補のベルギーに負けはしたが、国民にベスト8進出の夢を見せてくれた▼スポーツイベントは今月も続き7日に欧州の自転車レース「ツール・ド・フランス」が開幕した。105回目のレース開幕直前には、4連覇を狙うクリス・フルーム選手が禁止薬物(喘息治療薬)の過剰摂取問題で主催者が出場拒否したという報道が流れ、ファンをヤキモキさせたが結局、フルーム選手は無事参加となった▼観戦だけでは物足りず、あるいは健康ブームで、中高年を中心にスポーツ自転車に乗り始める人が増えている。日本の自転車保有台数は7155万台(2013年度)。増加傾向にあり、これは30年前の約2倍だ。欧州での流行を受けて各メーカーがスポーツタイプの電動アシスト自転車(E-BIKE)を発売したことも後押ししている。政府も先月、環境負荷低減や健康増進を目指した自転車活用推進計画を閣議決定。東京五輪までにシェアサイクルの専用駐輪場を1700カ所に倍増させ、自動車通勤率を向上させるための検討を始めた▼一方で自転車は乗り方を間違えると大きな事故につながる。ながら運転をしていた女子大生がお年寄りを死なせてしまった事故があった。交通事故の全体数は減っているが、自転車と歩行者の事故は02年から10年間で1・3倍に増加。自転車専用レーンはあるが、そこに自動車がとまっていたりアンバランスな状態だ▼欧州では幅広の自転車専用レーンが多く整備され、子供を安全に乗せるカーゴ付き自転車も普及している。自転車は最もエネルギー効率が高い移動手段と言われている。地球のためにも安全を前提に乗りこなしたいものだ。ついでに体重も落としたい。

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