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コラム・素領域

2020年1月31日号

素領域

厚生労働省は1月24日、新型コロナウイルスの国内における4例目の感染例を確認したと発表した。同ウイルスはWHOにより2020-nCoVと名付けられ、中国湖北省武漢市が感染源であると考えられている▼コロナウイルスは新型を除けば、これまで6種類が知られている。そのうち4つは風邪を引き起こし、2つは動物を感染源に感染する人畜共通感染症であり重篤肺炎を引き起こす。重篤な2種類はSARS-CoVがコウモリ、MERS-CoVがヒトコブラクダが感染源だと考えられている。それぞれ2002年、2012年に発生し、これまでに多くの死亡者が発生したが、いずれも重症例は糖尿病等の慢性疾患の罹患者や高齢者で、子供の感染はほとんどなかった。感染経路は、一般的な風邪と同様に咳や飛沫、接触などで、現在、問題になっている新型コロナウイルスも医療従事者への感染が報告され、ヒトからヒトへの感染が確定的になった▼厚労省は24日、日本も資金を拠出している国際的な官民連携パートナーシップ(CEPI)が新型ウイルスのワクチン開発促進を目的に米国の企業や国立研究機関、オーストラリアの大学とパートナーシップ締結したことを発表した。感染症の蔓延は危機ではあるが、世界的な協力体制は進みつつある▼何か問題が生じると流言飛語が飛び交うのはいつものことだが、今回も既に悪意あるデマがSNSで拡散されていて本当にうんざりする。心配は理解できるが、悪意に気づく能力もIT時代には求められている。

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