2025.08.29 国際
JSTの橋本和仁理事長
インドでは、研究開発費の対GDP比や人口100万人あたりの研究者数は、欧米先進国と比べていまだに低い水準にあるが、2021~23年のトップ10%論文は4位、トップ1%論文では5位と、自然科学分野の論文の量と質は飛躍的に高まっている。また米国のIT大手では、インド系人材がその中核を担うなど、インド系人材への注目が集まっている。科学技術振興機構(JST)は、インドの優秀な若手研究者を日本に呼び込むため、共同研究をベースにした若手優秀人材招聘事業(LOTUS)を本格的に開始した。日印間で共同研究を実施している研究室に来る、インドのポスドクや博士課程学生の滞在費を1年間支援するほか、経産省と連携して、希望者に日本企業でのインターンシップをマッチングする。橋本和仁理事長は「昨年、理事長裁量経費を使って試行で1カ月間公募したところ、30人の枠に149人の応募があった(55人採用)。日本だけでなく、インドの大学関係者からも非常に期待が大きい」と話す。
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