2025.10.03 研究・成果
筑波大学数理物質系の長谷宗明教授、北陸先端科学技術大学院大学ナノマテリアル・デバイス研究領域の安東秀准教授、慶應義塾大学理工学部のポール・フォンス講師(研究当時、現在電気情報工学科教授)らの研究グループは、量子センサーを原子間力顕微鏡(AFM)に組み込むことで、フェムト秒の時間分解能とナノスケールの空間分解能で、局所的な電場のダイナミクスを計測することに成功した。量子センサーの社会実装に向けて大きな一歩となる成果だ。
NV中心は、ダイヤモンド結晶中に窒素を入れると、すぐ隣に炭素原子の抜け穴ができ、量子状態を形成することで、磁場、電気、温度、ひずみなどを計測できる量子センサーとして機能する。
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