2025.12.19 研究・成果

福井大学子どものこころの発達研究センターの寿秋露特命助教、山下雅俊特命助教、水野賀史准教授の研究グループは、子供のテレビやゲーム、スマートフォンなどの使用時間(スクリーンタイム)と注意欠如多動症(ADHD)症状の発達、脳構造に関連があることを明らかにしたと11月20日発表した。米国最大規模の小児横断研究のデータを用いて解析することでわかった。スクリーンタイムが長い子供ほど2年後に測定したADHD症状の得点が高くなる傾向があり、脳構造とも関連が認められた。発達期の健全なデジタルメディア使用法の策定への貢献が期待される。
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