新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と経済産業省は、10月23日に第一ホテル東京で、各国の閣僚レベルが水素社会の実現をメインテーマとして議論を交わす、世界初の「水素閣僚会議」を開催した。閣僚級、関係企業のトップなど、世界21カ国・地域・機関から300人超の関係者が参加し、水素に関する国際連携の重要性を確認するとともに、グローバルな水素利活用に向けた政策の方向性を共有して、その成果を「東京宣言(Tokyo Statement)」としてまとめ、議長の世耕弘成経済産業大臣が発表した。世耕大臣は「今会議の成果をG20に向けたインプットとしたい」と述べ、来年6月に日本が議長国を務めるG20エネルギー・環境大臣会合でも、エネルギー転換・脱炭素化に向けた水素の役割と重要性を議論していく方針を示した。
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