日立製作所は、周囲の雑音に影響されず、音に基づいて高精度に状況認識ができるAI技術を開発し、同成果を11月6日から8日に東京電機大学で開催された「電子情報通信学会第33回信号処理シンポジウム」で発表した。
これは、周囲環境から発生する様々な音(環境音)や周囲の物体・人などから跳ね返ってくる音(反響音)など、雑音が含まれる音を音源の方向や音色の違いなど複数の観点に基づいて分解し、分解された音をもとに状況認識する技術。これにより、雑音の多い工場などの設備の稼働状態や人の活動状態を、高精度に認識することができる。
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