2019.01.01 人物
日本学術振興会の里見進理事長
2000年以降、数多くのノーベル賞受賞者を輩出している日本だが、この状況はいつまでも続くわけではない。現在の日本では、若手研究者の先行きが不透明になっており、優秀な若者が研究者への道へ進まないため、いずれ先細っていくことになる。この状況を打破していくために何が必要なのか。新春インタビューとして、日本学術振興会の里見進理事長にお話を伺った。
先日のノーベル賞授賞式で本庶佑京都大学特別教授がノーベル生理学・医学賞を授与され、日本人として非常に誇らしく思いました。2000年以降、日本は米国に次ぐ受賞者を輩出しています。このこと自体は大変うれしいことですが、ただ、今後もこのような状況が続くのかに関しては非常な危惧を感じています。
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