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2019.04.12 研究・成果

「皮膚の若さと老化制御」表皮幹細胞の競合が鍵

会見に臨んだ東京医科歯科大学難治疾患研究所の西村栄美教授

東京医科歯科大学難治疾患研究所の西村栄美教授、松村寛行助教、劉楠さん(大学院生)、並木剛准教授らは、皮膚の老化が、17型コラーゲン(COL17A1)を介した表皮幹細胞間の細胞競合の減弱によって引き起こされることを明らかにしたと発表した。マウス生体内の多色幹細胞クローン分析や、3次元細胞培養モデルの解析などを実施。損傷やストレスを受けて17型コラーゲンを失った基底層の表皮幹細胞が、細胞競合で選択的に排除され、排除された表皮幹細胞が分化を経て表皮角化細胞になることで皮膚の品質が保たれていることがわかった。

 

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